四川航空のフロントガラス落下事故 原因調査が始動

四川航空のフロントガラス落下事故 原因調査が始動。多くの業界関係者によると、故障の分析から見る限り、ガラスのどこかにひびができ、ガラス内部の応力作用が失效し、最終的に破損にいたったと考えられる。だが具体的にどんな原因でひびができたかは、大量のデータがなければ正しく判断するのは難しい…

タグ:脱落 フロントガラス 技術 品質

発信時間:2018-05-17 16:35:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 だが専門家によると、オリジナル製品の品質の問題だったとしても、具体的な原因はなかなか言えない。設計規範や製造広報、使用した材料などなどすべての段階をくまなくチェックする必要がある。


 航空会社でエンジニアを務めたベテランメディア業界人の超側衛氏は、飛行機のフロントガラスの損壊の原因としては一般的に、外来物衝突や老化、電熱線の加熱、湿気、分層、品質、設置などが考えられる。ある報道によると、ひびが生まれた時に火花が散ったという話があるため、加熱層で出現した問題である可能性もある。


 指摘しておくべきなのは、乗組員の証言から外来物の衝突の可能性は基本的に排除できるということだ。また資料によると、同機は2011年7月26日に四川航空での運用が始まり、2018年5月14日までに1万9912.25時間、1万2920回にわたって使われているが、時間は長くなく、頻度も高すぎるとは言えず、「老化」の線も薄い。


 航空機製造業に従事するエンジニアも「21世紀経済報道」記者に、ガラスの破裂の原因についてはさまざまに論じられ、電熱線の加熱によって生じた応力分布の不均衡によるものだと分析する人もいるが、結論を下すのはまだ早いと指摘する。少なくともデータを見て、ガラスの破壊状況、とりわけ接続部の残留状況を確かめる必要がある。


事件調査の難度高く


 民用航空局はすでにフランス航空事故調査局(BEA)やエアバスと調査を始めているが、調査結果がいつ発表されるかの意見はまちまちだ。


 最新情報によると、民用航空局はすでにBEAとエアバスに通知を出しており、フランス側はまもなく、事件調査のために専門技術人員を中国に派遣する。これに先立って、エアバス中国は、専門の技術チームをすでに派遣しており、民用航空局主導の事件調査に必要な支持を提供すると表明していた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月17日  

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