生態意識が向上、次は確かな行動へ
中国網はこのほど微信購読アカウントを使い、環境保護習慣に関するアンケート調査を行った。有効回答数は200件以上。そこからは一般人の環境保護行為の改善と、生態意識の向上が伺える。「買い物に袋を持っていく」は22%、「時々持っていく」は43%。「ゴミ袋にするか次の買い物に使うかなど、レジ袋を再利用する」は92%で、「より詳細なゴミ分別制度の施行を支持し、遵守する」は9割弱にのぼった。しかしプラスチックゴミを激増させているネット通販について、「やめられない」は約78%となった。
清華大学環境学院の劉建国教授は、中国網のインタビューに応じた際に「プラスチックゴミ対策は新たな課題に直面しているが、レジ袋制限令の施行当初に確定された内容は、ほぼすべて実行に移されている。特にこの制度が、資源は無料で使えるものではないと人々に意識させたことに注意が必要だ。この面から見ると、レジ袋制限令の施行は、確かに積極的な意義を生んだと言える」と述べた。
劉教授はまた「全体的に見ると、社会の環境保護意識は普遍的に向上した。しかし一部の人は、環境保護は政府の責任に過ぎず自分とは関係ないと考えている」と指摘した。劉教授は「多くの人々に傍観者の心理を捨て、環境保護の行動に積極的に参与するよう呼びかけるべきだ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月6日