「レジ袋制限令」のさらなる推進、全社会の行動が必要に

中国網日本語版  |  2018-06-11

「レジ袋制限令」のさらなる推進、全社会の行動が必要に。

タグ:レジ袋制限令,推進

発信時間:2018-06-11 09:21:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 著名時事コメンテーターの呉学蘭氏は「一部の地方は数年前に、白色汚染の改善にはまず、立法面から取り組む必要があることを意識していた」と述べ、次のように話した。

 

 甘粛省が2014年1月に施行した「甘粛省の廃棄農業用フィルムのリサイクル条例」は、中国初の廃棄農業用フィルムのリサイクルに関する地方条例で、高い模範効果を発揮した。甘粛省に続き、各地が廃棄農業用フィルムのリサイクルを法制度化した。

 

 レジ袋制限令の方向は正しいが、いかに制限するか、制限方法が正しいか、制限の程度が十分かについては検討が必要だ。この10年間に渡り、関連部門が不合格ビニール袋の使用に科した罰金は微々たるものだ。甘く的が絞れておらず長期的な効果を持たない監督管理に問題がある。良くやっても奨励がなく、悪くやっても懲罰がない。これでは厳しく遵守する動機がない。

 

 未来のプラスチックごみ処理に向け、より厳しい懲罰制度を打ち立て、レジ袋制限令を見せかけだけではなく実質を持つ法令にするべきだ。今後は国レベルで法整備し、国の関連部門が専門家を集め「白色汚染」の分類を行い、生産及び使用の禁止・制限範囲を明らかにするべきだ。違法行為を公開し、法律を着実に執行できるようにするべきだ。

 

 意識と行動が重要

 

 一般人の生態意識の高まり

 

 中国生態環境部は年初、今年の中国環境日のテーマ「美しい中国、私が行動者」を発表した。生態環境部の関係者によると、このテーマは社会各界と市民が生態文明建設に積極的に参与し、青い空と緑の大地と清らかな水による美しい中国を建設するため、共に行動するよう促すことが狙いだ。

 

 劉氏は「このテーマはプラスチック汚染防止の、知るは易いが行うは難しという弱い部分を突いている。考えるばかりで行動をためらうのではなく、傍観者の心理を捨て自分からやり、環境保護活動に積極的に参与することで、社会全体に影響を及ぼすよう促している」と指摘した。

 

 中国網は微信公式アカウントを使いアンケート調査を行った。有効回答数は200人余り。「ゴミ分別に一定の理解を持つ」は82%、「より複雑なゴミ分別基準を支持し遵守する」は89%だった。買い物でマイバッグを「いつも持っていく」「時々持っていく」は65%。

 

 程氏は「社会全体の環境保護意識は現在、向上を続けている。人々の環境保護制度への支持と実行の程度も大幅に高まっている」と述べた。



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