中国で家事代行業が大盛況 ホワイトカラーを超える収入

中国で家事代行業が大盛況 ホワイトカラーを超える収入。

タグ:家事代行業界

発信時間:2018-10-13 09:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国で完全二人っ子政策が実施されて、間もなく3年が経つ。多くの家庭で2人目の子供が生まれた。2017年に生まれた新生児のうち、2人目の子供の数は1人目のそれを超えている。つまり新生児の半分以上は2人目の子供ということになる。


 北京市豊台区に住む童さんは先月、職場復帰した。彼女は2016年に2人目の子供を妊娠し、職場を離れ主婦になった。そして1年あまりが過ぎた。彼女はこの間の自分の生活を、「止まることのないコマ」と表現した。昼間は4歳の子供を幼稚園に送り、家に戻って生まれたばかりの子供の面倒をみると同時に細かい家事に追われた。それが毎日続くのだった。


 今年の始め、童さんは子どもの面倒を見てくれるお手伝いさんを物色するようになった。できるだけ早く、頼りになるお手伝いさんを見つけ、子どもの世話をしてもらい、職場復帰したいと考えた。半年あまりの間に6~7人のお手伝いさんを試用してみたが、どれも満足する人ではなかった。結局、知り合いの紹介で1人のお手伝いさんを見つけた。彼女は毎月の報酬が7500元とやや高かったが、会ってみると頷けるものがあった。今考えると、「お手伝いさんを雇おう」というひらめきは彼女が今年考えた中で最も聡明なアイデアだった。職場復帰することで自分の価値を再認識しただけでなく、自分が家庭経済に貢献することができたからだ。


注目の家事代行業、収入はホワイトカラー以上


 社会経済が急速に発展し、国民の収入が増加したことから、家事代行サービスに合った物質的条件と消費能力が市場に生まれている。この業界に対するニーズはますます大きなものとなっている。中国労働社会保障科学研究院が発表した「中国家事代行サービス産業発展報告(2018)」によると、中国の家事代行サービス産業は規模が拡大しており、年間20%以上の成長が続いている。


 管家幇商学院の高溧英院長はメディアの取材に対し、北京の700万~800万世帯のうち20%に家事代行のニーズがあると述べている。その反面、業界の従業員数はそのニーズに対してはるかに少なく、ニーズの3分の1以上を取りこぼしていると指摘する。


 「赶集網」が発表した「家事代行業界の雇用の現状」によると、家事代行業の全国平均給与は6900元で、うち北京、深圳、上海の3都市の給与はそれぞれ8100元、6700元、7100元だった。そのため、この業界に入りたい若年層が増加している。20歳そこそこの若者でもそうだ。なぜなら、ちょっとしたホワイトカラー以上に収入が良いだけでなく、家事代行業界が規範化してきたことで、プロフェッショナルな職業に見えるからだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月13日




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