新疆ウイグル自治区、チベット自治区、青海省、甘粛省、雲南省の5省・区の9カ所の国家級自然保護区の責任者がこのほど、青海省西寧市で協力備忘録を締結し、地域間の生態環境保護、情報共有などの面で協力することを明確にした。
中国西部の各自然保護区は面積が広く、巡回員の任務範囲が広く、生態保護のコストと難易度が高いという問題がある。近年、青海省の可可西里と三江源、チベット自治区の羌塘とチョモランマ、新疆ウイグル自治区の阿爾金山の5カ所の国家級自然保護区は地域生態協力保護メカニズムを模索し、世界最大面積の自然保護区連盟を結成し、生態違法行為の防止と取り締まりにおいて大きな成果を収めている。
青海・新疆・チベットの生態協力メカニズムをより強固するため、甘粛省の塩池湾と安南壩野生ラクダ,雲南省の白馬雪山、青海省の青海湖の4カ所の国家級自然保護区も連盟に加わった。連盟は地域間の生態環境保護、情報共有、突発的な生態保護事件の防止・抑制、法執行の4つの面で協力を強化する。
三江源国家公園管理局の赫万成副局長は、「各自然保護区は兄弟のような協力関係を構築し、互いに学び、資源を共有し、共に歩み、国家生態安全障壁を築きたいと考えている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月5日