実は、一線・二線都市の一部の若いホワイトカラーは借金に悩んでいる。
智聯招聘が公表した『2018年ホワイトカラー満足度指数調査研究報告』によると、ホワイトカラーの2割が2018年に負債状態にある。収入の残高を見ると、調査に応じたホワイトカラーの21.89%が負債を抱え、「貧乏暇なし」の状態で、預金残高1~3万元のホワイトカラーは20.15%、5万元以上は17.67%だった。
報告によると、給与レベルが預金残高に直接影響するほか、多くの若者が給料を使い込み、収入を上回る消費という行為も預金残高に影響している。
金融検索サイトの融360の調査によると、ローンを借りる大学生の53%がショッピング目的で、主に化粧品、服、電子機器などを購入し、収入以上の消費をしている。多くの若者が花唄、百度有銭花、360白条、微粒貸、分期楽などのサイトで金を借りて買い物をしている。これらのネットローンを利用すれば、購入後に決済することができる。
ホワイトカラーだけでなく、大学生も借金して買い物するようになってる。1998年生まれの大学生の高梓豪さんはアップルの熱狂的ファンで、2018年10月に2カ月分の生活費で最新モデルのiPhoneを購入した。望みはかなったが、生活は苦しくなり、その後の数カ月、彼は同級生や友人から数千元を借りて生活した。
同級生の提案で、彼は消費者ローンを申請し、2カ月分の生活費を借りた。しかし、返済日になると借金返済を催促されているような感覚になり、両親に生活費をもらい、学校から奨学金が支給されるとすぐに返済した。
中国人民大学商法研究所所長の劉俊海教授は、一部の若者の間で消費を人と比較する、過度な消費という現象が深刻化し、類似の状況は蔓延し、個人や家庭、社会にリスクをもたらし、若者自身と家庭の債務負担を増やすだけでなく、老後のリスクにもつながると指摘する。