今年の中国宇宙事業、打ち上げ回数が40回を突破へ

今年の中国宇宙事業、打ち上げ回数が40回を突破へ。昨年は102回の打ち上げで492の宇宙船が打ち上げられたが、中国は通年で34回の打ち上げにより再び世界一に輝いた。この数字は今年40回を突破し、記録更新する見通しだ…

タグ:火星探査 月面着陸 有人宇宙 ステーション 

発信時間:2020-01-20 14:38:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 昨年は102回の打ち上げで492の宇宙船が打ち上げられたが、中国は通年で34回の打ち上げにより再び世界一に輝いた。この数字は今年40回を突破し、記録更新する見通しだ。


 中国航天科技集団の責任者・専門家が先週、記者会見を開いた。中国の今年の火星探査、月面着陸、有人宇宙ステーションの建設などの重大宇宙計画について権威ある説明を行い、上述したデータを発表した。


 中国航天科技集団宇航部部長の尚志氏は、中国青年報・中国青年網の記者に「嫦娥5号などの3大重量級ペイロード、長征5号Bなど3種の新型ロケットの任務が今年、集中的に実施される。打ち上げ回数と重大任務は近年稀に見る密度となる」と述べた。


 「長征5号シリーズは今年3回の打ち上げが計画されている。次世代有人宇宙船試験船、火星探査機、嫦娥5号探査機を打ち上げる」


 うち初登場するのは長征5号Bで、近地球軌道への打ち上げに用いられる。同じく初飛行を迎えるのは長征7号甲だ。長征7号ロケット副チーフデザイナー補佐の胡暁軍氏は記者に、次のように紹介した。中国初の次世代中型高軌道ロケットである長征7号甲は、高軌道衛星の打ち上げ戦略の展開において重要な意義を持つ。長征7号甲の静止遷移軌道における積載能力は7トンに達し、未来の大半の高軌道衛星打ち上げ任務の需要を満たせる。同ロケットはすでに海南省文昌市に運び込まれており、発射場で試験作業を展開中だ。


 長征8号も今年の初飛行を予定している。同ロケット副チーフデザイナーの呉義田氏によると、長征8号は中国が開発した中型ロケットで、中国の高度700キロの太陽同期軌道における4.5トン前後の積載能力の空白を埋め、国内外の宇宙船打ち上げ市場の主力軍になる見通しだ。長征8号Rプランの開発作業は年内に全面的に展開され、垂直離着陸試験を完了する。


 中国のロケットファミリーのニューフェイスの登場に伴い、新型宇宙船の全貌も明らかになる。例えば長征5号Bは、次世代有人宇宙船を打ち上げる。これは中国が有人宇宙事業の未来の発展の需要を見据え論証を行った、再利用可能な有人宇宙・地球往復輸送飛行機だ。


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