『ニューヨークタイムズ』は、感染症流行は米国の公共衛生危機への対応の重大な弱点を明るみにしたと論じた。最悪の状況下で、米国では呼吸器、医療スタッフ、病院のベッド、マスクなどの不足が想定される。
米サイトCNBCは2月29日、新型肺炎はEUにダメージを与え、政治、経済、社会のメカニズムは5年前の難民危機以来の最大の試練に直面すると論じた。難民危機はポピュリズムとナショナリズムブーム、イギリスのEU離脱、ドイツの政治分裂を引き起こした。また、新型肺炎はEUにとって難民危機以上の試練となり、経済衰退、ポピュリズムとナショナリズムの持続的台頭、EUとイギリスの貿易交渉、ドイツの指導権危機、フランスの社会動揺につながる可能性もある。
AP通信は2月29日、「感染症の蔓延に伴い、他国は中国から学んでもよい。疾病の実態がわからず、特効薬またはワクチンもないのであれば、隔離は蔓延を抑制する最も効果的な方法である。最初の軽い症状が現れたらすぐに行動を取ることが極めて重要で、中国はこのようにしている」と論じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月2日