3月10日、武漢市で新たに1212人が退院した。2月24日から3月8日まで、退院者は14日連続で1000人を超えた。退院後に核酸検査で再び陽性となったケースが存在することについて、国家衛生健康委員会が新たに発表した新型コロナウイルス肺炎診療プラン(試行第七版)は、退院患者に14日間の隔離管理と健康観察を行うよう促した。
感染症抑制は肝心な時期にあり、その任務は依然として困難かつ煩雑で、退院者のリハビリ医療も重要な作業の1つとなっている。統計によると、武漢市内の退院者は3万人に達し、その後の管理と観察はどのように行なわれているのだろうか。「新華視点」の記者が追跡した。
退院者の過半数がリハビリステーションで隔離観察中
新型コロナウイルス肺炎から回復し退院した者および家族の健康を守るため、試行第七版診療プランの発表前、武漢市新型コロナウイルス肺炎流行予防抑制指揮部は2月22日、「即日から新型コロナウイルス肺炎から回復し退院した者は病院での治療後、指定場所で統一して14日間の無料の回復隔離と医学観察を実施すべきである。観察期間終了後、身体状況が条件に達していれば隔離を解除する」という内容の通達を出した。
記者の調査によると、2月下旬に最初にリハビリステーションに入った回復患者は14日間の隔離期間を終え、隔離が解除され始めている。3月8日、青山区廠前街リハビリステーションから最初の50人の回復患者が14日間の隔離期間を終えて帰宅。3月10日、江漢区民意街の鉑萊華大ホテル・リハビリステーションから9人が隔離を解除されて帰宅した。
武漢市内の一部の街道やコミュニティでは、退院患者の過半数がリハビリステーションで隔離観察を受けている。3月10日時点で、漢陽区江博コミュニティの35人が退院し、うち19人がリハビリステーションにいる。江漢区民意街道が提供したデータによると、3月10日時点で、退院患者176人のうち7割を超える134人がリハビリステーションに滞在している。
湖北省衛生健康委員会の統計によると、3月10日時点で、武漢市で3万3041人が回復し退院した。武漢市新型コロナウイルス肺炎流行予防抑制指揮部の統計を見ると、3月10日時点のリハビリステーションのベッド数は3万5052台で、現在1万8451台が使用されている。ベッド数で計算すると、武漢市の退院患者の過半数が今もリハビリステーションで隔離観察を受けている。