リハビリステーション:ホテルや学生寮を利用、仮設したものも
記者が複数のリハビリステーションを訪問したところ、一部は濃厚接触者隔離所または感染疑い者隔離所だったことがわかった。
江漢区民意街にある鉑萊華大ホテル・リハビリステーションの52室は、ピーク時に隔離観察者でいっぱいだった。リハビリステーション責任者の鄭衛国氏によると、同ホテルは2月4日から感染疑い者の隔離所として使用され、疑い者の転送を終え、2月24日からリハビリステーションとなり退院患者を受け入れている。
大学の学生寮を利用したリハビリステーションもある。記者はリハビリステーションで、4人部屋の寮が1人部屋に改造され、学生のベッドと棚に防護シートが貼られ、別でシングルベッド1台が置かれているのを目にした。保温ボトル、スリッパ、トイレットペーパーなどの日用品も用意されている。
そのほかに、仮設されたリハビリステーションもある。礄口区印染廠リハビリステーションは建設現場に新設されたプレハブ小屋で、ベッド数は400台。簡素な造りだが、水道・電気、トイレなどが完備されている。
どのリハビリステーションも医療スタッフを配備している。礄口区印染廠リハビリステーションの4月11日時点の入居者は244人、医療スタッフは12人。鉑萊華大ホテル・リハビリステーションの10日時点の隔離観察者は45人、医療スタッフは4人。体温測定などの通常の医学観察を除き、一部のリハビリステーションは心理公益組織と連携し、ストレスを抱える患者にカウンセリングサービスも提供する。
試行第七版診療プランは、退院患者は「条件を満たす換気の良い1人部屋で生活する」としている。しかし、1人部屋を実現していないリハビリステーションもある。中心市街地のあるリハビリステーションは印刷作業場を改造して設置され、もともとコンテナ医院として用意された場所だった。同リハビリステーションはの責任者によると、500台以上のベッドがあり、入居者は170人あまりである。ベッドは極力スペースを開けて設置され、1人あたりの使用面積は6平方メートルだという。