「病院の建設が1分でも早ければ、命を1分早く助けられる」
「これは救命プロジェクトで、病院の建設が1分でも早ければ、命を1分早く助けられる」と、中建集団党組織書記の周乃翔氏は話す。
中建三局が先頭に立ち、火神山医院が建設された。1月23日晚10時、時間との競争が始まった。中建三局党委員会副書記で総経理の陳衛国氏は、「我々が現場に入った時、設計図がまだ作成中だった」と述べた。
冷たい風が吹く知音湖畔はすぐに熱気にあふれる工事現場になり、24時間休まず交代で作業が行われた。管理者は160人から1500人以上に、作業員は240人から1万2000人以上に、大型機械設備と車両は300台から1000台近くに増え、快速推進の局面が迅速に形成された。
火神山医院の設置プロジェクト部門のチーフエンジニアを務めた金暉氏は、昼間は現場で作業の連携をとり、夜は設計院で合理的な設計プランを話し合い、高強度の作戦を10日間続けた。
湖北省十堰市出身の30歳の徐飛氏は、帰宅して3日が経った旧暦1月1日に職場に戻るよう通知を受け、すぐに車を4時間以上走らせて火神山医院の工事現場に向かった。彼が招集した仲間は3日で火神山医院に必要な換気ダクトを急いで作った。
1月25日、火神山医院が激戦にある中、武漢市は雷神山医院の建設を決めた中建集団が単独で建設を請け負い、「ダブル作戦」が始まった。
ある専門家は、「普通なら達成できない任務」と話す。3万3900平方メートルの火神山医院は、通常なら建設に少なくとも2年は要するという。
臨時建築でも1カ月かかるというのに、火神山医院の2倍の規模、工期に相当する雷神山医院はなおさら時間がかかる。
陳応氏は病院のスマート設備設置の責任者で、彼女に残された時間はわずか48時間だった。陳応氏は、「病院は大量の5Gとクラウドプラットフォーム技術に基づく診療情報化システムを多く採用し、我々はBIM技術を用いてシリアルナンバーに合わせて組み立て、普段は2カ月かかる設置作業を48時間で終えた。36万メートルの各種のパイプライン、6000カ所以上の情報スポットをシミュレーションを通して設置していき、作業を大幅に加速することができた」と述べた。
2月2日から6日、作業員の鐘巍巍氏は父親と兄を連れて現場に到着した。毎日20時間以上作業し、地べたに座って食事し、眠くなったら資材に持たれて少し休み、雨の時はパイプの中で十数分眠った。材料が運ばれると、すぐに起き上がって作業に取りかかった。
時間がなく、任務が重く、作業員と物資が限られ、参加部門が多いという状況で、どのように連携して進めたのか。中国建築集団党組織副書記で総経理の鄭学選氏によると、時間ごとに作戦スケジュールを作成し、工期を前倒しし、全ての作業計画を時間さらには分単位で正確に練り、組み立て式の建造、BIM建築モジュール、スマート建造などの先進技術を多く用い、現場状況に合わせて調整し、数百社の下請け業者、1000以上の工程、4万人以上の作業員の協調と連携を図り、計画設計、プラン作成、現場作業、資源保障を接続し、同時進行した。
1月23日10時、夜通しでインフラ工事を行い、1月24日の旧暦大晦日に地ならしを終え、1月25日に着工し、2月2日に火神山医院は交付された。
1月25日16時にプロジェクトを始動し、26日に地ならしを開始し、27日に着工し、2月6日に雷神山医院は検証を終えて交付された。
「クラウド現場監督」に24時間見守られる中、火神山医院と雷神山医院は完成した。これは感染症流行と競争する「中国のスピード」である。
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