国内外の中華民族の注目が集まる中、大陸部から台湾へ贈られるパンダの幼名が、公募活動の末決定し、春節(旧正月)前夜に発表された。中央電視台(中央テレビ、CCTV)の年越し番組「春節聯歓晩会」で、視聴者の投票により、幼名は「団団」「円円」に決定した。
大陸部から台湾へ贈られるパンダ2頭が6日に決定した後、関係部門は「人民日報」や中央電視台、中央人民広播電台(中央人民ラジオ)、環境専門誌「中国緑色時報」、ウェブサイト「中国台湾網」、「新浪網」の6メディアに、2頭の幼名募集を委託した。21日の公募終了時点で、各界から7万組の案が寄せられた。
28日午後8時30分ごろ、中央電視台「春節聯歓晩会」では、7万組余りの案から、人気の高い10組が発表された。上位10組は▽「団団」と「円円」▽「和和」と「美美」▽「歓歓」と「楽楽」▽「宝宝」と「貝貝」▽「親親」と「情情」▽「健健」と「康康」▽「竜竜」と「鳳鳳」▽「聡聡」と「慧慧」▽「壮壮」と「嬌嬌」▽「志明」と「春嬌」。その後、携帯電話のショートメッセージ(SMS)、電話、インターネットによる投票が行われた。
選定結果は、新年が訪れる午前0時の直前に発表された。もっとも多くの票を集めた「団団」「円円」が、多数派の望みどおり2頭の幼名に決定した。投票活動には、1億人余りが参加した。
「人民網日本語版」2006年1月29日