少数民族の権利と利益は保障されている

japanese.china.org.cn  |  2007-07-05

少数民族の権利と利益は保障されている。

タグ:内蒙古 中国 政治

発信時間:2007-07-05 16:19:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「党の少数民族自治区に対する政策は少数民族の権利と利益を保障している。」我国第一の少数民族自治区である内蒙古自治区がその成立60周年を迎えた際、最後の諸侯である奇忠義氏は新華社記者のインタビューを受けて以上のように答えた。

奇忠義氏は1927年生まれで、チンギス・ハンの34代目の直系の子孫である。1949年6月、奇忠義氏は旧イヘジョー・アイマク(現在のオルドス市)・郡王旗(現在の伊金霍洛旗)の長となり、最後の蒙古の諸侯ともなった。1949年8月5日、奇忠義氏は人々を集めて会合を開き、郡王旗の全ての軍政人員は平和的に共産党側につくことを宣言した。1949年10月1日新中国が成立した後、奇忠義氏は次々とイヘジョー・アイマクの民政処処長・副盟長・政協副主席を歴任し、1988年には内蒙古自治区政治協商会議副主席に選ばれ、退職に至った。

4月27日午前、記者は内蒙古医院の幹部用病室でインタビューを行った。80歳の奇忠義氏は肺や心臓・緑内障・白内障など多くの病気を患い、病室のベッドに横になっていたが、ごく普通の温厚な老人のようであった。

奇忠義氏は没落した封建諸侯から一般人のために働く立場となり、その経歴は非常に特殊である。

彼は共産党の指導の元でこそ、少数民族の権利と利益ははじめて真に守られるということを深く理解していた。中国が行っている少数民族地区の自治政策については、「いかなる民族の歴史上でも行われたことのないことだ。中国共産党が56の少数民族を率いて共に偉大なる壮挙を成し遂げたのだ。」と彼は言っている。

奇忠義氏は言う。「我国は少数民族地区の自治政策を行い、彼らの政治的権利を保障した。全国レベルから内蒙古自治区、更には盟・市・旗・県(それぞれ内蒙古の行政単位)に至るまで少数民族は幹部として重用され、彼らは自己の自分の権限を持ち、自主的に地元の経済や社会を発展させることができる。」

「少数民族地区の自治政策を実行するには、彼らの文化的発展を守らなければならない。」奇忠義氏が言うには、「私の故郷はここ数年非常に速く発展しているが、文明という基礎なしには不可能なことだ。過去には経済発展にばかりこだわり、文明の保護をおろそかにしてきた。私はイヘジョー・アイマクにいた頃、『イヘジョー・アイマク地方誌』の編集を主宰した。これは内蒙古初のことであり、多くの幹部たちはみな賞賛してくれた。」

「チャイナネット」2007/07/05

 

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