浙江省の社会科学界聯合会は20日、「浙江省民生報告書」を発表した。「都市快報」が伝えた。
全国初の試みとなるこの報告書では、人々の基本的な生活状況を明らかにし発展への要求を解明するため、衣食住や交通など基本的な生活、仕事の充実と安定、暮らしを襲う老いや病気などをめぐって、改革開放以来の省内の市民生活の改善状況がまとめられた。物質生活、精神生活、就職と社会保障、安全と環境という4分野から測った多くの指数が使われ、省内の生活状況が全面的に反映された。浙江省と他の省・直轄市および省内11市の間での比較も行われた。
報告書によるとここ数年、浙江省の都市・農村住民の小康生活(ややゆとりのある生活)は実現に近づいている。「浙江小康社会評価指標システム」で計算すると、浙江省の昨年の小康社会総合評価指数は87.2%で、小康社会の全面的実現(100%)まで12.8%、基本的実現(90%)にわずか2.8%まで迫っている。2010年までに94.2%まで上昇することが予想されており、全国の期限とされている2020年よりも10年以上早く小康社会の基本的実現を達成することになると見られている。
「人民網日本語版」2007年11月22日 |