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変わってきた牛乳観 |
発信時間: 2008-01-18 | チャイナネット |
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栄養・健康を重視 温家宝総理は2006年4月23日、重慶市の乳牛飼育基地を視察し、「私には一つの夢がある。それはすべての中国人、まずは子どもたちが、毎日牛乳を500グラム飲めるようになることだ」と書き残した。この温総理の夢は今、現実のものとなってきている。 十数年来、中国の乳製品業は急速に発展し、牛乳・乳製品は多くの家庭の食卓に上るようになった。中国人の飲食習慣では、ビタミンとカルシウムの摂取量が不足し、身体に影響を及ぼす。これに対して多くの専門家は、メディアを通して牛乳に関する科学的な知識を宣伝し、食事構造を変え、牛乳・乳製品を多く摂取するよう主張している。そして、日本やインドでは数十年の年月をかけて、国民に毎日一杯の牛乳を飲むよう習慣付けることに成功したという話題をよく口にする。 中国人の多くが牛乳を飲まないのには、飲食習慣のほかに、もう一つ理由がある。呂さんの家では、劉昕ちゃんと夫は毎日朝食に牛乳を飲むが、呂さん自身は飲まない。なぜなら、牛乳を飲むと、腹を下してしまうからだ。呂さんのように、牛乳が体質に合わず、腹を下したり吐き気をもよおしたりする人は少なくない。 実は劉・ちゃんも、牛乳を飲んでまったく問題がないというわけではないそうだ。劉昕ちゃんに牛乳を飲ませるときには、必ず加熱し、しかも空腹のときを避ける。そうしなければお腹が痛くなってしまうことがあるのだという。「ある報道によると、牛乳が体質に合わない『乳糖不耐症』の人は、ヨーグルトを飲めばいいそうです。そこで我が家はヨーグルトを常備し、夜テレビを見るときに、他の飲料を飲むのと同じようにヨーグルトを飲みます。乳製品のカルシウムを補う働きは、女性には非常に大切ですから」と呂さんは話す。 ある台湾の学者も、中国人には牛乳は合わないと指摘している。この学者の指摘に、専門家や学者、多くの消費者が注目し、賛否両論の意見が出た。 一部の専門家は、牛乳の適当な摂取量、牛乳に含まれる酸とアルカリの成分、栄養バランスなどについて詳しい説明を行い、これに関心を持つ消費者は、関連の知識を多く身につけた。どのような認識や判断であれ、中国人が牛乳に関心を持ったことは非常に喜ばしいことだ。 (侯若虹=文 馮進=写真) 「人民中国」より 2008年1月18日 |
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