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流行語に改革開放を見る(3)「万元戸」
発信時間: 2008-05-27 | チャイナネット

◆「万元戸」(富裕層)

80年代に流行

流行指数:★★★★★

一世帯の収入が年間1万元、という意味だ。80年代初期に出現し、瞬く間に全国を広がった。やがて最初の「先に豊かになった」人の代名詞となる。

85年第4期の『半月談』はこう報じている。「広西省チワン族自治区梧県潘地村は、この4、5年で豊かになり、全村30世帯のうち、『五保戸』(5項目の保障制度で生活が保障された世帯)の劉おばさんの年収2000元を除けば、いずれも万元戸である。この小山村は“小金庫”と呼ばれるまでになった」

当時、一般労働者の月給はわずか数十元。万元戸と言えば、だれもが目を丸くし、多くの郷・鎮(農村)や商工業界がどれほど万元戸を栄えある指標に掲げたことか。いま振り返れば、多少オーバーだったようにも思えるが、そこにまさに改革開放初期の豊かさへの強い渇望、それが実現したことへのこれまでにない喜びがあったと言える。

「チャイナネット」2008年5月27日

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