計画経済から市場経済へ、そしてWTO加盟。国際競争が厳しくなり、中国人は今までにない精神的なプレッシャーを感じ始めた。経営のリスク、業績の評定、職場でのストレス、複雑な人間関係など、人々はこわごわ用心する中で自分の力を先払いし、進学や昇進、衣食住、養老、医療など、心が耐えられる力を試されている。

タバコを吸う人たち、節度のないナイトライフ、とどまることのないビジネス、昼夜のないネットカフェ、規律のない不健康な生活、自分の健康をぜいたくざんまいに消費している人たち…。

緊張、あせり、孤独、憂うつ、睡眠障害、健忘症など、60％の半健康の中国人にイエローカードが突きつけられている。また2600万人のうつ病患者たち。この現実は、精神病が決して自分とは遠くないことを中国人に知らせ、「現代症候群」が流行する中、中国人は自分の生活スタイルや生きている環境を見直すことになった。

雑穀を食べ、食べ過ぎず、足を動かすこと。これは現代の中国人の共通の認識であり、ほとんどのサラリーマンたちが、休日には大自然の中でストレスを発散している。中国政府が尽力しているのは、環境を守り生命を思いやるという事業だが、「現代症候群」と向かい合っている国民も、さらに健康的な生活方を追求し、「新生活運動」に取り組んでいる。

「チャイナネット」2008/11/25