日本時間の5月29日11時29分、中国西北部の青海省玉樹チベット族自治州 でM5.7の地震が発生した。これまで死傷者の報告はまだ入っていない。
青海省地震局の緊急援助担当の徐伝捷課長は、「震源地は玉樹チベット族自治州の州都である結古鎮より南西へおよそ60キロ離れた隆宝鎮内だ。結古鎮でも激しい揺れを感じた」と述べた。
震源地の隆宝鎮の鎮政府の責任者は死傷者の報告がまだされていないことについて、「現地の住民の多くは牧畜民である。ちょうど漢方薬の薬草がとれる時期なので、住民のほとんどが薬草を採集するため野外に行ったと思われる。このため、死傷者の報告がまだ入っていない」と説明した。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年5月30日