28日午前10時、中国国務院は伊春市で会議を開き、河南航空会社の航空機が黒竜江省の伊春市で墜落した事故を調査する調査チームを立ち上げると発表した。
この調査チームは、総合、管理、技術、調査の4チームからなり、国家安全監督管理の梁嘉コン副局長が総括する。梁副局長は「調査チームは中央指導者の指示を着実に実行し、全力を挙げて負傷者の救助にあたるとともに、事故の原因究明に努める。また、全国の航空会社で安全検査を徹底し、航空安全を確保する」と述べた。
調査チームの職責は、事故の直接原因と間接原因を究明すると同時に、関連責任者の処分に対する意見を挙げることだ。また、今回の事故の教訓を統括して予防策の改善措置や具体案をまとめる。
24日夜9時36分ごろ、乗客91人と乗員5人を乗せた河南航空会社の航空機VD8387は、黒龍江省の伊春空港で墜落し、42人が死亡、54人が負傷した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年8月29日