ニュース背景
長白山火山噴火の歴史
1万年前
火山により天池が形成
今から1万1千年から1万5千年前、長白山火山の噴火により火山口の湖が形成された。これが有名な長白山天池だ。
1014年から1019年
1014年から1019年に、長白山には「千年に一度の大噴火」が発生した。
1597年以降
3回の小規模な活動
史料の記載によると、1597年以降、長白山火山には3回の噴火と活動休止の時期があった。
2005年以降
火山は平静を取り戻す
2002年から2005年の期間、火山の地震活動は確かに増加し、各種のモニタリング指標には異常が見られたが、2005年以降は平常どおりに戻り、現在でも安定している。
中国では60年火山の噴火なし
中国は歴史上も火山の多い国家で、火山噴火の歴史的な記載が数多い。多くは長白山や五大連池、雲南騰衝など人の少ない地区で発生しているため、大規模な死傷者や財産の被害は基本的になかった。中国の最も最近の火山噴火は1951年5月27日に崑崙山の阿什庫勒盆地で発生したものだ。新疆南部から西蔵へ向う道路で施工中の作業員が偶然噴火の噴煙を目撃したが、そうでなければ誰も噴火に気づかなかっただろう。同地ではかつて火山が噴火したため、無人の地区となっている。
「人民網日本語版」2010年11月17日