香港特別行政区政府の唐英年政務司司長は13日、「国家の第12次五ヵ年計画の実施は、香港の発展に新たなチャンスをもたらすだろう。香港は引き続き独特な優位性を活かし、国全体の発展に貢献していく」と述べた。
これは唐司長が13日に行われた「国家第12次五ヵ年計画と香港の未来発展」をテーマとしたシンポジウムで述べたものである。唐司長は、「第12次五ヵ年計画には、国際金融、貿易、海運の中心としての地位の強化やイノベーション能力の向上、経済と社会の協調発展など、香港の未来発展に関わる多くの内容が盛込まれている。香港は自らの力を生かして、大陸部との協力を強化しながら、これらの目標を達成していく」と述べた。
さらに、「目下、サービス業が香港のGDPの9割以上を占めており、中でも金融、貿易と物流が大きな割合を占めている。今後香港はこれらの伝統産業を発展させつつ、高付加価値製品を開発していく」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年12月14日