中民慈善捐助情報センターがこのほど発表した「中国慈善援助報告(2010)」によると、2009年に中国大陸部が受けた海外からの義援金は計100億4千万元、うちすでに寄付された金額は76億4400万元、これから寄付される金額が23億9600万元。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
海外からの義援金のうち、香港・マカオ・台湾および華人・華僑からの義捐金が43億5400万元と全体の5割近くを占めた。うち香港の割合が依然として最大(34.9%)で、計34億7600万元。マカオは2億2千万元(2.2%)、台湾(台湾系企業を含む)は4億7千万元(4.7%)。
寄付者別では、中国で業務を展開している外資系企業および香港・マカオ・台湾系企業からの義援が最多で、50億3400万元。このほか、中国で業務展開する国際組織、外国と香港・マカオ・台湾の非政府組織(NGO)も各種プロジェクト資金として19億4千万元を寄付した。外国政府による義捐金は4464万5千元、主に四川大地震の被災地再建に充てられた。華人・華僑の各個人、およびわずかだが外国人個人からの義援金は9億1100万元。その他関係方面からの義援金は21億3千万元。
「人民網日本語版」2011年1月4日