中国政府は12日、国務院弁公庁が公布した「国家教育体制改革試行の展開に関する通知」を、政府公式ウェブサイトに公開した。同通知では、「特定項目改革」「重点分野総合改革」「省レベル教育統一総合改革」三方面からの改革試行十大任務が確定された。
「特定項目改革」の具体的内容は次の通り。
▽健全な体制システムを確立し、就学前早期教育の発展を加速する
▽義務教育のバランスのとれた発展を促し、各種ルートを通じて「選校」問題を解決する
▽素質教育を推進し、小・中・高生の学業面での負担を軽減する
▽職業教育運営モデル改革を実施し、現代的な職業教育システムを構築する
▽人材育成モデル改革を進め、高等教育における人材育成の品質を高める
▽高等教育管理方式を改革し、現代的な大学制度を建設する
▽経済社会の発展ニーズに対応し、大学運営モデル改革を行う
▽民営教育の発展環境を改善し、教育運営体制改革をさらに進める
▽教師管理システムを完備し、教師の人材育成を強化する
▽教育への資金投入システムを改善し、教育保障レベルを高める
「重点分野総合改革」と「省レベル教育統一総合改革」では、「基礎教育」「職業教育」「高等教育」「民営教育」「省レベル政府教育」の各種教育について、総合改革試行が進められる。
「人民網日本語版」2011年1月13日