出稼ぎ労働者の子供たちが学校に通うシーンも撮影されている
中国と外国との文化の交流や融合している場面も見られる
「中国のイメージプロモーションビデオー人物編」が17日から米国ニューヨークのタイムズ・スクウェアで放映されている。後編の「角度編」も一昨日にネットで公開されたが、そんな中で最も注目されているのが、どのぐらいの費用がかかったかだ。ツイッターの情報によると、国のイメージ広報に中国は450億元(約5600億円)を投入したという。
国家イメージ宣伝ビデオ撮影グループの総企画者である朱幼光氏は「450億元を投資するのであれば、米国の主要テレビの全CM枠と契約して10年間放送すれば、米国人が嫌になるほど宣伝できる」と冗談を交えながら話すが、「キーポイントはコンセプトで、59人の中国人が中国のイメージを代表するというのは今までになかったことだ」と語る。
国のイメージ宣伝ビデオのプロジェクトがスタートしたのは2009年。そしてその年の11月には国務院新聞弁公室が入札の募集を行い、最終的に上海霊獅広告有限公司(霊獅広告)が落札した。
霊獅広告は契約の守秘義務から入札価格を明かさないが、1分間の「人物編」の完成版、2本の30秒カット版、約17分の「角度編」の総額は、普通の1分間の商業コマーシャルの半額にも及ばないという。
朱氏は「出演者の全員には報酬が払われていないため、報酬がいくらかと尋ねた人には再び連絡はしていない」と言い、宣伝ビデオの制作完成後の段階は霊獅広告も関与していないため、投入された必要経費については朱氏も知らないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月25日