ここ2,3日、市場には日本の顧客や貿易業者が殺到している。
主にマスクの卸売りを行なっている義烏文迪医療用品店の店主・呉姿英さんは「おとといから、商品や価格についての問い合わせが増えている。昨日は、日本の買い付け業者や貿易業者の対応に追われた」と言う。
呉さんは「地震が発生してから、日本でマスクなどの衛生用品に対する需要が高まり、一昨年、A型インフルエンザが流行した時、大量に買付けたために生じたオーバーストックはほぼ完売し、今回は商品を補充しに来ているようだ」と説明した。
永安消防救急用品店の黄詩華社長は「力の及ぶ限り、日本の被災地への供給を最優先することを保障する」と述べた。
先日も黄さんのところに、日本の買い付け業者の注文に来たという。
相手側は待ったなしの緊急事態で、放射能の防護服や消防士の救急服などの関連商品を仕入れに来た。黄社長は彼らに「必ず、最短で優先的に商品を準備する」と約束した。
黄社長はとある注文リストを見せてくれた。「放射能防護服(1万着)、消防救急服(1万着)、防護マスク(1万個)、商品の引渡し5日以内」。
日本側の主な注文は、防護マスク・防護服(簡易なもの、上着だけで放射能をある程度防げる)、放射能防護服(生地が厚く上下で、価格は高め)、消防救急服、地震用の救急セット、シグナルミラー(救援信号用に日光を160km先まで反射することが可能)や救急毛布が挙げられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月18日