日本の大地震の影響を受け、中国国内でも非常用持出袋が飛ぶように売れている。オンラインショッピングサイトの淘宝網でも、非常用持出袋を販売しているショップはどこも売り上げが急増しているようだ。長江日報が伝えた。

　現在、淘宝網では2190種類の持出袋が販売されている。「地震サバイバル用品」と名づけられたショップでは、広告欄に「日本の地震の影響で、非常用持出袋を購入される方が急増しており、現在急な発送は受け付けられません。ご了承ください！」と書かれていた。

　このショップの店主に聞くと、持出袋（1つ380元）の販売数はここ1カ月で472個に達したという。うち、日本の地震発生前の25日間における販売数は80個だったが、地震後の12日から販売数は急増し、12日一日だけで46個が売れた。その後売り上げはますます増加し、ここ5日間の販売数は400個以上に達したという。購入者はかつては企業が主だったが、ここ数日は個人の購入者が多く、1人で5個買う人もいるという。

　このショップの紹介によると、この持出袋には▽多機能防災警報ライト（ライト、ラジオ、警報機能のほか、手回し充電による携帯電話の充電が可能）▽防災ずきん（防火、頭部保護）▽防災用高周波ホイッスル▽ポリプロピレン製高強度ロープ▽アーミーナイフ▽多機能シャベル（方位磁石つき）▽救急薬セット▽防災用アルミシート▽高強度滑り止めつき手袋▽3M防塵マスク▽折りたたみ式バケツ（3リットル）▽簡易保温レインコート▽圧縮タオル▽カイロ▽防風・防水マッチ▽ろうそく（燃焼時間8時間）▽圧縮ビスケット‐‐など、非常に多くの防災用品が含まれている。これらの物資は全て日本防災協会の専門家により選ばれたものだという。

　「人民網日本語版」2011年3月18日