中国気象局は23日、長江中・下流の干ばつ地域では、今後1週間も晴れて暑い日が続き、水不足は解消されない見通しだと明かした。気象部門は、好機を捉え、天気の人工コントロールを実施する方針という。人民日報海外版が伝えた。
気候監測によると、今年1月1日から5月23日までの間、長江中・下流の殆どの地域では、降水量が例年より3割から8割程度少なく、安徽、江蘇、湖北、湖南、江西、浙江、上海の平均降水量は、1954年来同時期の最小記録をマークした。
中国国内の各級気象部門は、降雨量を増やし、長江中、下流地域の干ばつ状況を緩和する目的で、条件的に有利な天気の到来を捉え、空中と地上からの大掛かりな人工降雨作業を実施した。統計データによると、21日午前8時から23日午前8時までの間に、湖北、湖南、江西、安徽、江蘇、浙江各地で計334回の人工降雨作業を行った。
「人民網日本語版」2011年5月24日