西側諸国において、中国でのインターン経験は珍しく、就職にも有利だ。このため、西側諸国の大卒生の多くが中国でのインターンシップを希望している。ウォール・ストリート・ジャーナルが30日に伝えた。
▽エントリー数はここ2年で3倍
キャリアコンサルティングを手がけるロンドンのCRCC Asia社によると、中国でのインターンシップへのエントリー数は2-3年前に比べて3倍以上に増えたという。CRCC Asiaに寄せられたエントリー数は2009年には250件だったが、今年はすでに1千件以上に達した。CRCC AsiaのDaniel Nivernディレクターは「中国経済は急速に発展しています。中国がなぜこれほど急速な発展を遂げたのかを自分の目で確かめることは、大卒生にとってとても魅力的なことです。英国や米国は今不景気ですが、中国には長期的な就職のチャンスがあります」。
米パデュー大学で環境工学の修士学位を取得したばかりのAlexander Lesherさんは、北京のある環境保護関係の企業で2カ月間のインターンシップに参加した。「中国での就業経験は、今後の就職活動でも有利になると、多くの人から言われました」。