ヘリコプターで山地のケシ栽培パトロール 北京の警察

ヘリコプターで山地のケシ栽培パトロール 北京の警察。

タグ: 警察,ヘリコプター,空中麻薬取り締まり

発信時間: 2011-06-19 14:02:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

11日午前11時、一機の警察のヘリコプターが房山区青龍湖の片側の空き地から飛び立ち、「鷹の目2011」空中麻薬取り締まり活動がスタートした。12日付「新京報」が伝えたもの。

今回の空中麻薬取り締まり活動では、「禁毒者(麻薬取り締まり人)―A3無人ヘリコプター」、「禁毒者―A4無人ヘリコプター」も毎日パトロールを行い、北京で発生するケシ栽培の違法状況を断固として根絶し、ケシの「ゼロ栽培」目標を達成する。

警察のヘリコプターが離陸して5分後、専門のパトロール員が撮影した映像資料が装置を通して地上の指令台に送られ、山地の農地、林が液晶ディスプレーにはっきりと映し出された。

北京市禁毒班(麻薬取り締まり班)の関係者の説明によると、今回の空からの麻薬取り締まりでは警察ヘリ、無人ヘリの優位性を生かし、房山区、昌平区など7つの区・県の山地の上空3000平方㌔㍍余りの区域を全方位的にパトロールする。同時に、全市の1万人余りの麻薬取り締まりのボランティア、森林保護員も山に入り、麻薬の原料となる植物を歩いて調べ、疑わしい植物を発見した場合は調査・確認に行く。

北京の警察は、2009年からヘリコプターを使って山地の、麻薬の原料となる植物のパトロールを行っている。

スタート式会場では、今回の空中麻薬調査活動の中で重要な役割を果たす無人ヘリコプターが同時にお目見えした。

設備の研究・製造サイドの職員は次のように紹介している。今回投入されるのは「禁毒者―A3」、「禁毒者―A4」の二つのモデルだ。これらはローリングテークオフ、ショートフィールドテークオフ、ホバリング、低空撮影などの優位性を備えている。毒物の原料となる植物が栽培されていたことがある、人がめったに行かない山地で空中撮影を行い、500㍍飛行するごとに2100万画素(ピクセル)の写真を1枚撮影し、その写真は3平方㌔㍍をカバーすることができる。

二つのモデルの無人ヘリコプターの毎回の飛行時間は1、2時間で、地上の作業員が運転する専門作業車が近くで待機しており、随時飛行状況を監視できる。ヘリコプターが着陸した後、地上のスタッフが給油し、その後再度飛び立つ。毎日の飛行時間はいずれも10時間に達する。

無人ヘリコプターが撮影した画像とデータは、専門の技術者によって分析され、最初の人手による選別を行ってからソフトウエアに入力され、スペクトルと土壌の特性を分析し、最終的に麻薬の原料となる植物が疑われる位置を確定する。

(新華網日本語=中国通信社) 2011年6月19日

 

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