青海省西寧に住む李燕さんはこのほど、米アマゾンのウェブサイトからベビー用品と健康食品を購入した。海外ショッピング代行ではなく、海外のウェブサイトから直接商品を購入したのは李さんにとって初めての経験だ。新華網が伝えた。
李さんは「私は外国語のレベルはそう高くないですが、基本的な説明は理解できます。ネットの掲示板で他の人の経験も読みました。ショッピングのプロセスは想像よりも簡単でした」と語る。
消費水準の向上と消費観念の変化に伴い、ますます多くの中国人が直接海外のウェブサイトでショッピングするようになった。このような人たちは、「海淘族」と呼ばれている。
海外ショッピングに関するネット上の掲示板「海外E購」にアクセスしてみると、すでに3万人以上の会員が登録しており、30万以上の書き込みがあった。会員達はここで海外ショッピングの経験を分かち合い、税関の政策や海外からの配送について分析し、国外の割引サイトを推薦し合っている。グーグルなどの検索サイトで、「海外ショッピング」、「海淘」などのキーワードを入力すると、1万件以上の結果が得られた。
「海淘族」が最も注目している商品は、粉ミルクなどのベビー用品、食品、健康食品、化粧品、服、バッグ、書籍、デジタル電子製品などだ。
海外ショッピングに夢中になるのは基本的な外国語能力を備えている人がほとんどだが、最近は外国語があまりできない、ほとんどできないといった消費者も辞書を片手に海外ショッピングを始めているという。ドイツ語がまったくわからないにもかかわらず、「グーグル翻訳」で少しずつ翻訳しながらドイツのウェブサイトでショッピングしたという人もいた。彼らが海外ショッピングを選ぶわけは、国外製品の品質の高さと、価格的優位性にある。