6日、取材に応じる性転換者2人。西京医院整形外科主任の郭樹忠医師(中央)と、7日に手術を受けた患者(左)、2年前に同医院で手術を受けた患者(右)。
今回手術を受けた男性は手術前に取材に応じて次のように語った。彼は小さいころから女の子として皆の前に出るのが好きで、服装やメイク、動作、しぐさや笑い方まで女の子らしさに溢れていたという。成人してからは、自分が依然として男性の体のままなことに悩み、医学的な整形手術で女性になる夢を実現することを決意。手術の日が自分の新しい誕生日になるとしている。
彼は要求された関連資料を持って2年前に西京医院を訪れた。病院側は関連のテストを行い、豊胸術や女性ホルモン服用など性転換前の準備業務を行った。
中国の有名な整形専門家、西京医院整形外科主任の郭樹忠医師の執刀で7日午後、生殖器の切除や陰道再建などの手術が順調に行なわれた。手術後は生殖能力を持たない他は、一般の女性と何の違いもなくなるという。
中国社会の寛容度が高まるのにともない、性同一性障害患者に対する一般の見方は排斥から徐々に受け入れるプロセスにあると郭医師は語る。同医院を訪れる性同一性障害の患者はここ数年増加し、郭医師は既に数十件の手術を行なったという。
「人民網日本語版」2011年9月9日