某アジア系住民権益保護団体が26日に発表した最新報告データによると、米国に住む中国系住民は400万人を突破、最大のアジア系住民グループとなった。全米で中国語を話す中国系住民は238万人。米国の中国語紙・僑報が伝えた。
「亜美(アジア・米国)推進正義センター」が発表した今回の報告書は、2010年国勢調査と2007年から2009年にかけてのコミュニティ調査のデータをもとに、アジア系米国人の発展状況に関する最も全面的なリポートとなっている。
国勢調査によると、在米中国人を出身地域別で見た場合、大陸部が379万5千人、台湾が23万人の計402万5千人。
2010年、全米に住むアジア系住民は1732万人と、総人口の6%を占めた。アジア系住民は過去10年で46%増加、人口増加スピードが最も速い人種となった。アジア系の中でも米国での人口増加が最も速いのは南アジア系住民で、過去10年で在米中国人数は40%増えた。混血のアジア系住民の割合は15%、うち日系人の3人に1人が混血、中国系住民の12%が混血だった。
米国でアジア系住民が最も多く住む州は、引き続きカリフォルニア州(556万人)で、ニューヨーク州(155万人)、テキサス州(111万人)が続いた。しかし、アジア系の人口分布は、非アジア外国系住民が昔から住んでいる地域に分散する傾向が現れ始め、ネバダ、アリゾナ、ノースキャロライナ、ジョージア、ニューハンプシャー各州では過去10年、アジア系住民の増加率は軒並み80%を超えている。