数百人の政府担当者、関係者にリサーチ
「事故原因・検証委員会」は東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏を委員長として、今年6月から福島原発事故を調査してきた。この調査委員会は、年が明けてから当時の首相だった菅直人氏に質疑を予定しており、来年の夏の最終報告提出をめざして、引き続き調査を行うという。今月16日までに、委員会は東京電力の管理職、内閣構成員、その他の政府職員など456人にリサーチを行った。日本政府が犯した4つの過失
●過失1
放射能漏れ事故防止の大局観に欠け、事前の準備を怠った。
●過失2
「想定外の現象」という言葉で原発事故を表現し、責任を軽減しようとした。
●過失3
原発事故発生後、直ぐに情報を公開せず、悪影響を残した。
●過失4
原子力管理機構と原子力エネルギー産業発展機構を同じ部門に所属させたことで、対応に影響を与えた。