農場 新たな生産分配に挑戦
西洋諸国の朝鮮に関する報道でも羅先は、新たな関心事になっている。AP通信社2月25日付ピョンヤン発の報道によると、シンガポールの「朝鮮交流」執行理事アンドレイ氏は「朝鮮の経済は中国というルートを通ることで、よりグローバル化した。羅先の人々は、ここ数年でこの地域の外国人に対する態度は明らかに改善されたと言っている。人々は外国人とビジネスをするという意識に慣れたのだ」と話している。
羅先で事業投資して、チャンスを先取りしているのは中国のビジネスマンだけではない。羅津市の中心にある「南山ホテル」は以前、日本軍が朝鮮半島を占領していた頃の司令部だった。羅先特別市で企業誘致と資金導入を管理する官僚によると、ロシアのビジネスマンがすでに羅先と契約を交わしており、三階建てのホテルを建て増しし、豪華なホテルを建設する予定である。また、ロシアのビジネスマンは羅先市政府と免税店の投資建設を進める商談も行っていた。注意して見ていれば、活発な経済要素を羅先のいたる所で発見する事ができる。羅先の法律や政策のどこにも「市場経済」という明確な言い方はないものの、ここの貿易価格は「需給双方の合意価格を尊重する」という政策が採られている。朝鮮で長いビジネス経験を持つ琿春のビジネスマン崔さんは、「朝鮮では、貿易価格は普遍的に国の価格政策に従う。輸出入も国の価格政策に従って課税する。これは朝鮮で貿易に従事する中国のビジネスマンにはやりにくく、損すると感じるところである。でも、ありがたいことに羅先では変化し始めている」と話す。