ピョンヤン 特徴的なレストラン続々
朝鮮の経済変化は経済特区だけで起きているわけではない。近年、朝鮮は経済を発展させる一連の具体的な政策を打ち出している。例えば2011年1月、朝鮮は国家経済開発総局を設置し、経済建設及び「国家経済開発十年戦略計画」制定を担当する。ピョンヤンの近年の経済発展を見ると、ビジネスの雰囲気が随分色濃くなってきている。特に昨年の下半期からは、「2012年社会主義強盛国家の門を開く」戦略目標を実現するために、ピョンヤンのあちらこちらで建設活動が繰り広げられている。市民の日常生活の需要を満たすために、ピョンヤンでは玉流館、清流館、蒼光美食街などの飲食サービス拠点が新たに建設され、凱旋青年公園と中央動物園などの娯楽施設も修繕された。
レストランやスーパーが増えたことでピョンヤンは大きく変わった。『環球時報』の記者が数年前にここを訪れた時、使館区内の面積約500平方メートルほどのスーパーはピョンヤンでは大きいほうだったが、今年1月5日営業開始した光復地区商業センターは3階建で、フロア面積は3300平方メートルほどあり、品揃えも豊富だ。長年、朝鮮で仕事をしている友人は、「今、ピョンヤンでは『新しいレストラン、またどこかにできた?』と言って挨拶を交わすのが流行っている」と冗談半分に話してくれた。ピョンヤンにある渉外ホテルはどこも朝鮮の顧客が主要である。食事時になると、レストランはどこも満席で、その多くが朝鮮人である。また、新規オープンのレストランはどこも一押しのメニューがあり、焼肉がおいしい所やビールがおいしい所、中華料理がおいしい所と多種多様である。これらは皆、朝鮮で起きている些細な変化である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月20日