▽斬新な遺体処理方法
英国や米国では今、「リソメーション」と呼ばれる遺体の処理方法が徐々に広まりつつある。リソメーションはまず、ステンレス製のアルカリ性加水分解装置に、水と水酸化カリウムの混合液を入れる。そこにシルクの布で巻いた遺体を浸け、150度まで加熱。すると、遺体は2、 3時間で白い遺灰といくつかの小さな骨、それに緑がかった茶色い液体になる。そのアミノ酸や糖質、塩分を含んだ液体は、庭や森の木々にまいて、死者を自然に還すこともできる。
また、米「ライフジェム」社は遺灰に含まれる炭素から合成ダイヤモンドを製作し、亡くなった人の人生を記念するというサービスを提供している。
一方、「Ashes to Portraits」社は、遺灰で絵画を制作するサービスを提供している。同社では特殊な混合剤を使って、遺灰と絵具を混ぜ合わせ、死者の肖像画を描いている。完成した肖像画は長期間の保管も可能だ。
▽一風変わった「墓参り」
中国のインターネット上には最近、「清明節の時は高校に『墓参り』に行かなければ。なぜならそこには私たちの青春が眠っているから」とする書き込みがされている。