続いてレストランの食事を見てみよう。アメリカ人にとって、一回の食事で一人当たりの平均消費が20ドルを超えた場合は、基本的には割と豪勢な食事である言える。一人当たりの消費が40ドルを超えると、このレストランは「高級レストラン」のカテゴリーに含まれ、正装して食事する必要がある。
以前、マンハッタンの5thアベニューの日本食レストランとフランス料理レストランで食事をしたことがあるが、日本料理もフランス料理もアメリカでは比較的価格が高い食事とされている。レストランの立地もアメリカひいては世界で最も賑やかな繁華街である。それでも、一回の食事でお酒やドリンクを除いた一人当たりの平均消費は50~60ドルを超えなかった。これに比べて中国国内では、一回の食事に数千元費やす人も多くおり、いろいろと考えさせられる。
食の次は日常生活について見てみたい。アメリカは日用品・生活必需品も極めて安く、28インチの液晶テレビの平均価格は200~300ドルほどで、洗濯機も冷蔵庫も大体数百ドル前後で買える。アメリカ人は1ヶ月の給料で家の中の家電を全て揃えることができると聞いていたが、どうやら嘘ではないようだ。