▽地震局のコメント「これは自然現象」
江蘇省地震局の職員は4月30日午後、「これは正常な自然現象です。住民の皆さんは怖れたり慌てたりする必要はありません。これまでにもカエルが大量発生したことがあります。地震の兆候ではありません」とコメントした。
カエルの大量発生はなぜ起こったのだろうか。2年前、南京市江寧区の甘泉湖で同じような現象が起こった。数十万匹のカエルが道路を埋め尽くし、付近の住民がパニック状態に陥った。専門家によると、カエルの大量発生は、食べ物を求めて新しい住処に移動する時に起こるという。カエルはふつう3月から4月に産卵するが、一匹のカエルは数千から数万個の卵を産む。卵から膨大な数のオタマジャクシがかえるのは当然のことだ。そう考えれば、道にこんなに多くのカエルがいてもそう不思議ではない。
専門家は、カエルが街中に移動する理由について、「カエルは両生動物で、陸地で生活する習性もある。オタマジャクシからカエルになると、水中で十分な空気や食べ物を得ることができないため、水上に出て新しい住処を探すことになる。従って、この時期にカエルの集団移動がしばしば見られる」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年5月2日