中国代表団がバルセロナ国際漫画フェスティバル組織委員会に贈呈した「五牛図 |
4日間の会期で開かれた「第30回バルセロナ国際コミック展」が6日、スペインのバルセロナ・コンベンション・センターで成功裏に閉幕した。欧州で最も重要な漫画祭のひとつである同展には、10万人を超える来場者が訪れた。人民日報が報じた。
中国の漫画作品がバルセロナ国際コミック展に出展したのは、今回が初めて。 今回の主賓国である中国は、ブースでの多種多様なスタイルによる展示、優秀な国産漫画作品の紹介、漫画家によるプロジェクト契約締結などを通じ、多くの注目を集めた。また、中国オリジナル漫画をスペインはじめ欧州各国の漫画界に一挙に紹介、中国の漫画制作会社はスペインの漫画出版企業との協力関係を打ち立て、中国オリジナル漫画のさらなる海外進出に向けルート開拓を実現させた。このほか、中国天津神界漫画有限公司制作「三国史演義」、中国の漫画家・本杰明(ベンジャミン)氏の「橘子」、蓬羊氏の「竜肆」の3作品が、バルセロナ国際コミック展選考委員会から特別賞を受賞した。中国は、最も注目も話題となり、人気も集中して今展覧会の目玉となり、今回の出展で多くの実りある収穫が得られた。
バルセロナ国際コミック展は、30年の歴史を誇る漫画の祭典。欧州の漫画市場に大きな影響力を持ち、「漫画界におけるカンヌ映画祭」と呼ばれている。
「人民網日本語版」2012年5月11日