北京市市政市容管理委員会は昨日、「北京市主要業界公衆トイレ管理サービス業務基準」を発表した。同基準は、「公衆トイレの廃棄物の停滞時間は30分を超えないものとし、ハエの数は2匹を超えないものとする」と明確に定めた。同基準は、庭園、観光、交通、鉄道、衛生、商務等の業界に適用され、公園、観光地、観光ルート、観光受付所、各種旅館・ホテル、長距離バスの始発駅・終着駅、軌道交通駅、空港、列車駅、病院、デパート、スーパー等、人の出入りが激しい場所のすべての公衆トイレが対象となる。京華時報が伝えた。
同基準は、「公衆トイレは各業界・場所の開放時間に応じて開放されなければならず、条件に応じて延長することができる」と定めた。また清掃の際に清掃中を示す標識を設置し、地面を磨く際には足元の注意を促す標識を設置しなければならない。公衆トイレ内の広告は、公衆トイレの使用機能および外観を損ねてはならず、広告の内容は合法的なものでなければならない。
同基準は、「公衆トイレの廃棄物は2個以下、廃棄物の停滞時間は30分以下、ハエは2匹以下」と細分化・数値化した
同委員会の担当者は、「廃棄物・ハエの数量とは、公衆トイレ内の見える範囲内の数量を指し、数値化された基準により監督・検査の利便性を高める。廃棄物の停滞時間の設定により、清掃や見回りの頻度を高め、公衆トイレの衛生を保つことができる。具体的な監督管理業務は、同基準に基づき実施される」と述べた。
「人民網日本語版」2012年5月23日