ユーザネーム「Topleaf」さんが、飼っているペットのサル「悟空」の写真をネット上に掲載、大きな議論を引き起こした。ある科学普及機関は、サルをペットとして飼うことによる6つの罪を挙げ連ね、サルをペットにするのは控えようと人々に呼びかけた。また、あるネットユーザは、「日本石猿」の最新オンライン価格を常に更新している。中国で生まれた「日本石猿」は8500元だが、日本から輸入されたものは、最低6万元以上する。さらには、月々かかる「ペット経費」は、数百元から1万元以上までさまざまという。広州日報が伝えた。
広州市の花鳥市場やペット店では、「萌え系ペット」の値段が暴騰している。ライオンうさぎは1万6千元、竜魚は8万8千元、七色トカゲになると1万元以上。「ペットは高級品になった」とある人は言い、ネットユーザは、まさに「身萌だえ」するほどの値段だと嘆く。専門家は、もともと「日本石猿」という種類のサルはおらず、売り手の宣伝にまんまと載せられているだけだ」とコメントした。
▽「萌えサル」の写真、ネットで大評判
ぱっちりした大きな目、小さな前足でコップを抱えて飲み物を飲むー最近、ペットのサル「悟空」と飼い主の新浪ミニブログの実名「Topleafさん(7日付で『破殻子別煩我』に改名)が、「孫空」の写真で一躍話題の的となった。
「Topleaf」さんによると、このサルの売り手は、「孫空」が「日本石猿」の仲間であると説明したという。このミニブログが公表されるとたちまち、情報通のネットユーザが、「日本石猿」は、日本から個人輸入を許可されている唯一のペット用サルだと書き込んだ。
これは真実だろうか?南京市公安局江寧支局は、公式ミニブログ「江寧公安在線」で、「この言い方は、皆の大きな誤解を招く恐れがある。中国では、ヒト以外の霊長類動物は全て、国家2級以上の保護動物に指定されている。日本石猿は、日本のアカゲザルの1種であり、飼育するには、『国家重点野生保護動物飼育繁殖許可証』が必要だ」とコメントした。
科学普及機関「科学リス会」は5日、「全ては、可愛さから出た災いー個人がサルを飼う6つの罪」を発表した。果殻網も「サルをペットに?実は綺麗事ではない」と題する評論を発表、「サルを飼うのは、ちょっと聞けば素敵なことのようだが、サルは人間に対し、喜びと同じくらい、危害を加える危険性もある」と忠告している。