農民の場合

農民の場合。 張おばさんは今年58歳。北京郊外で暮らす農民だ。2009年からすでに3年の間、新型農村社会年金保険からの年金を得ている。最初は280元だったが、今は420元になった。夫は今年59歳で、年金が給付されてから5年が経った…

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発信時間: 2012-06-29 16:23:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

張おばさんは今年58歳。北京郊外で暮らす農民だ。2009年からすでに3年の間、新型農村社会年金保険からの年金を得ている。最初は280元だったが、今は420元になった。夫は今年59歳で、年金が給付されてから5年が経った。毎年960元が給付されてきたが、来年からは毎月500元近い年金が給付されることになった。新型農村社会年金保険について張おばさんは、「ないよりはまし」と言う。しかし彼らのような農地を失った農民にとって、年金だけで生活するのは不可能といえる。彼らの子供たちも自分の生活で精いっぱいのため、両親の生活を支えるのは難しい。そのため老夫婦は今でも生活のためにアルバイトをしている。体の動くうちに老後の蓄えもしておきたい。悠々自適の老後生活はまだ先の話だ。

編集部注:

第5回全国人口調査のデータによると、60歳以上の農村老年人口は8557万人で、全国の老年人口の66%を占める。農村の高齢化率は農村以外地域のそれを1.24%上回っており、その傾向は2040年前後まで続くと言われている。

国務院は2009年より全国の10%にあたる県(市、区)で新型農村社会年金保険を試験的に実施してきた。満16歳(学生を含まない)で、農村以外地域での基本年金保険に加入していない農村戸籍の個人は、年支払100元、200元、300元、400元、500元のうち1つを任意に選択できる。もちろん、支払が多いほど給付額が高くなる。この保険に加入した農村住民は、満60歳になった翌月から毎月年金が給付される。この農村新保険は、第12次五カ年計画中にすべての地域で実現される予定だ。

財政部のデータによると、2009年に国家財政から新型農村社会年金保険向けに第1次補助金として9.5億元が出され、毎年その金額は上昇し、2011年には131億元になっている。

人力資源社会保障部のデータによれば、2011年末までに27の省、自治区の1914の県(市、区、旗)と4直轄市の一部の県において新型農村社会年金保険の試験的実施が行われており、保険加入者は3億2643万人に達している。そのうちすでに年金の給付を受けているのは8525万人に上る。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月17日

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