中国に広がる「プチ公益」の輪

中国に広がる「プチ公益」の輪。 中国に広がる「プチ公益」の輪

タグ: ミニブログ,公益,プチ公益

発信時間: 2012-08-15 13:52:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

写真:ミニブログでつながった結果、貴州の女子大生・楊艾菁さんは、貴州省山岳地帯の子供達のために、200元(約2460円)の指輪を校舎に変えるという夢をかなえた。上海のネットユーザーは、建物の建設費として30万元(約369万円)の出資を申し出た。「夢想小学」と名付けられた校舎の建設は、貴州納雍県昆寨郷夾岩村ですでに始まっている。設計図を持つ楊艾菁さん。

 台風11号(ハイクイ)が7日夜、中国浙江省寧波市に上陸した。自家用車を持っている人は、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」を使って、自発的に「送迎ボランティア隊」を組織、多くの帰宅困難者の帰宅をサポートした。ハザード・ランプを点滅させた車が、暴風雨の中を突き進み、駅やスーパーマーケットなど人の流れが多い場所を往復し、無料で人々を自宅に送り届けた。こうした送迎サービスは真夜中まで続いた。「見知らぬ人を車で送り届けよう」「帰宅できない人を家に迎え入れよう」「宅配サービス利用を控えよう」など、今回の台風襲来時にネットユーザーが先を争うように申し出た「台風襲来時の小さな思いやり活動」は、今年に入りじわじわと拡がってきた「プチ公益」の縮図といえる。人民日報海外版が伝えた。

 ▽大きな力を発揮するボトムアップ型「プチ公益」

 これまでの公益活動と言えば、社会で名の通ったセレブや慈善機関が行うもので、一般の人々は傍観者にすぎなかった。「プチ公益」というボトムアップ型の公益慈善活動は、2011年から徐々に増え始めた。「無料ランチ提供」「思いやり清掃活動」「まごころ衣類を送ろう」「子供たちにおかずを」など心のこもった公益イベントが次々と実施されている状況は、「プチ公益」がますます範囲を拡大して影響力を発揮している事実を示している。

 ミニブログ大手「新浪微博」のプチ公益に参与したユーザーは10日午前10時の時点で計24万9561に達し、公益項目は541件に上った。内訳は進行中が173件、終了済みが352件、現状確認中が16件。内容別でみると、学習支援に関するプロジェクトが241件、医量救援関連が135件、児童成長支援関連が74件。これら3項目は、新浪微博プチ公益活動の8割以上を占めている。

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