日本で「離婚式」がにわかにブームに 

日本で「離婚式」がにわかにブームに 。 日本で「離婚式」がにわかにブームに 

タグ: 日本 離婚式

発信時間: 2012-08-22 10:52:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

気になる離婚式の費用は、結婚式に比べると断然安い。寺井さんが設定する値段は5万5千円の梅コース、10万円の竹コース、20万円の松コースの3つ。3つの違いは離婚式を挙げる場所の違いだけで、内容はほぼ同じだ。まず、梅コースは東京浅草にある「離婚屋敷」で簡単な儀式を行う。「離婚屋敷」とは離婚する夫婦と同じく崩壊寸前の民家をデコレーションした建物だ。一方、竹コースはレストランや屋形船で離婚式を挙げる。一番高い松コースなら、結婚式場やお寺で離婚式を挙げることができる。「旧郎旧婦」が離婚式の後に、パーティーを開きたいというなら、もちろんそれも可能だ。

離婚式の流れも細かく設定されている。まず司会者の招きで旧郎旧婦が入場し、その後司会者が、旧郎旧婦が知り合ってから恋人になり、結婚して新婚旅行に行き、そのあとどのように離婚することになったのかの経緯を説明。そして、旧郎旧婦がそれぞれあいさつに立ち、家族や友人にこれまでの応援を感謝。最後に、最後の「共同作業」として、結婚指輪をハンマーでたたき割って、離婚の意思が変わることはないことを表す。式が終わると、通常、食事会が始まり、参加者同士も交流を楽しむことができ、それまで少し気まずかった雰囲気も和やかになるとか。

最近では、工夫を凝らす旧郎旧婦も登場し、2人が結婚式を挙げた場所で離婚式を挙げたり、結婚式同様にブーケトスを準備したりしているという。旧朗が投げたブーケをキャッチした人は「円満離婚できる」とか。このようなロマンチックなタイプのほか、旧郎の家族と旧婦の家族に分かれて、お色直しならぬ「おいろ崩し」のパイ投げ合戦を実施するアグレッシブな離婚式も。「パイの白いクリームで包むことで無垢な状態にリセットするのだとか。

「離婚式を挙げることで、新たな出発を気持ちよく切れる」と考える日本のカップルが増えていると言えるだろう。離婚式を挙げるのが一番多いのは、35-45歳のカップル。出会いも美しかった夫婦は、美しく別れるというのは当然の事なのかもしれない。離婚式を通して、結婚生活に美しいピリオドを打つ。そんなのも悪くないのかもしれない。

 

「人民網日本語版」2012年8月21日

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