これはドイツの写真家ステファニー・ジャング氏が日本で生活していたときに撮影した作品である。東京、渋谷、大阪、奈良などの町並みや都市の景観が撮影対象だ。一般的なドキュメンタリー方式の撮影と異なり、異国情緒あふれるような色合いはなく、スナップ方式で日常を記録し、活力に満ちたテンポを個人的な視点に切り替えた。マルチエクスポージャー撮影という手法により、静態的なものを動態化すると同時に、振動を利用して撮影時間をずらし、完成された作品は人々に視覚的な衝撃を与えるものとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月2日