東京のナイトライフ天国といわれる六本木で、2日早朝、覆面集団暴行事件が発生した。目だし帽をかぶった集団が、ある夜間営業のレストランで顧客を殴打し、うち男性1名が死亡した。日本のメディアは、この事件で東京の繁華街や商店街の夜間の治安を憂慮しており、都市全体が影響を受けないようにという論調で伝えている。
東京警視庁と麻布警察署によれば、警察はこの事件が計画的なものであり、明確な目的をもった犯罪であると認識しているが、まだ犯人の逮捕には至っていない。朝日新聞は、夜間に発生したこの事件が、東京都内のナイトライフ天国の治安に対する不安を呼ぶという。「無防備に酔っ払っているときに、危険なマフィアに襲撃されたい人はいない。」この事件に注目している人たちにも、おそらく心理的な影響を落とすだろうという。
六本木は、東京のバーやクラブが密集しているエリアで、外国からの移民も比較的多く、さまざまな階層の人が入り混じり、隠れた危険性が多いところだ。日本の世論でも、今回の事件と2008年に日本の繁華街である秋葉原で発生した通り魔事件と比較して、もしこのような事件が続けば、「不夜城で平和都市としての東京の面目が丸つぶれになり」外国人や観光客がこのエリアを避けるようになってしまう。このような結果になれば、日本の観光業界にも大きな打撃を与えることになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月3日