江蘇省蘇州市の金鶏湖の湖畔に位置し、2013年10月に完成予定の世界最大のアーチ形高層ビル「東方之門」がここ数日、「股引みたい」、「ローライズジーンズみたい」と中国のネット上で話題になっている。南京市の朝刊紙「南京晨報」が報じた。
蘇州市のあるネットユーザーが8月27日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」に、「東方之門」の画像を数枚投稿。その後、この画像が次々に転送され、この投稿者にはフォロワーが数十人しかいないにもかかわらず、転送回数が4400回に上った。ネットユーザーらは、「東方之門」は「股引みたい」、「ローライズジーンズみたい」と揶揄(やゆ)する声が寄せられている。そして、さらに多くの画像を投稿し、外壁を建設中の「東方之門」は壁面の枠と背後の筋が明確で、「イギリス風のチェックサロペットみたい」と想像力豊かなネットユーザーもいる。
さらに、ネットユーザーからは、「『東方之門』ができて、『巨大なパンツ』と揶揄されている北京の中央テレビ局(CCTV)も寂しくなくなっただろう」、「CCTVの『巨大なパンツ』はひざまずいている感じだけど、『東方之門』のジーンズは立っている感じ」との声が寄せられている。
このようにネットユーザーからは、「東方之門」のデザインに激しい突っ込みが入れられているものの、業界内では、高い評価を得ている。南京市のある不動産関係者は取材に対して、「この高層ビルが完成すれば、ネットユーザーらの見方も変わるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2012年9月4日