カンボジア王国政府は15日の朝、ノロドム・シアヌーク前国王が15日明け方、北京で死去したと発表した。享年90歳だった。写真はカンボジアのノロドム・シアヌーク前国王(資料写真)
カンボジア王国政府は15日の朝、ノロドム・シアヌーク前国王が15日明け方、北京で死去したと発表した。享年90歳だった。
カンボジア政府の発表によると、シアヌーク前国王は自然原因で午前1時20分(北京時間2時20分)に北京医院で逝去したということだ。カンボジア政府は遺体を北京からプノンペンへ迎え、王宮で伝統的な葬儀を執り行うことになっている。
カンボジアのニュック・ブンチャイ副首相は、電話で新華社記者に対し、シアヌーク前国王の逝去はカンボジアにとって大きな損失だと述べた上で、「われわれは非常に悲しんでいる。彼は偉大な国王で、国民に敬愛されていた」と話した。
シアヌーク前国王は1922年10月31日生まれ、1941年4月に即位し、1953年にカンボジアを指導して国家の独立を達成し、フランスによる90年間にわたる植民地支配を終結させた。シアヌーク前国王は逝去する前に、糖尿病、高血圧などの病気療養と治療のため北京に長期滞在していた。
(新華網日本語) 2012年10月15日