ド近眼、モヤシっ子については、これは過保護や宿題が多すぎることが根本的原因だと思う。
肖天氏はロンドン・オリンピックでの成果の1つに、フェンシング、ヨット競技、水泳などの種目でもゴールド・メダルに輝いたことをあげている。つまり、ゴールド・メダルの構成に喜ばしい変化が見られることだ。
しかし、肖天氏も、サッカー、バスケット、バレーなどのボール競技ではずっと不振が続いていることをあげている。私見ではあるが、外国に学ぶことのみに力を入れて、中国人の特色を生かすやり方に眼を向けない強化法では、いつまでたっても、他国に振り回されているだけで、やれブラジルに学べ、ドイツに学べ、オランダに学べ、スペインに学べと言いつづけていながらいつまでも二流の地位に甘んじているようでは本末転倒ではないだろうか。最近、レベルアップしている日本の男子サッカー、女子サッカーは、日本人に適した戦法を編み出した上で、外国のいいところをどんどん取り入れているように思える。中国の強い種目の卓球、飛び込み、バドミントン、体操を見ても、みな中国の特色を十分に生かした結果だといえるのではないだろうか。