流行とは普遍的な社会心理現象の一つで、社会生活の各分野(ファッション・音楽・ 美術・エンタメ・建築・言葉など)に関わる。流行は社会や時代の違いにより、異なる姿を見せる。例えば日本の独身男性の間では家政婦を雇うことが流行しており、子供の頃の小言をいわれる感覚を取り戻しているという。
社会では、異なる時期に異なるモノが流行する。流行を通じて、その社会の現状を大まかに分析することが可能だ。ところで日本社会ではこのほど、非常に危険な流行が蔓延している。
一つ目は盗聴と盗撮だ。現在は法的な抑止力がないため、盗聴器が毎年40万台以上売れている(1日平均1000台以上)。この大量の盗聴器はすべて、他人のプライバシーを盗聴するため用いられている。それでは、盗聴者はこれをどのようにして相手の家に設置するのだろうか。
日本のマンションの玄関には郵便受けが設置されており、録音機をその中に入れるだけで、部屋の中の声をもらさず盗聴でき、回収も便利だ。しかしこの方法は、マンションにしか使えない。一部の人はこの簡単な盗聴に満足できず、一戸建て住宅を犯行目標としている。しかも現在は、相手の寝室に盗聴器を仕掛けることが流行している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月1日